今回は、NPO霧多布湿原ナショナルトラストさん主催の「焚き火体験」をレポート。
寒くなってきたらやりたくなる”焚き火”。
温かい炎を囲み、暖を取りながら仲間とゆっくり過ごすひとときは、子供の頃からのちょっとした憧れではないでしょうか。ただ、東京や人が多いところにいると焚き火は滅多にできませんよね。
浜中町のアクティビティは、主にカヌーやカヤック、無人島散策など日中に行う体験が多いのですが、冬になると日が沈むのも16時前という浜中町、暗くなってから何か浜中町を満喫する方法はないか・・・!と思った時におすすめなのがこの焚き火体験です。
まずは湿原センターさんに集合。ここで温かく、匂いがついても大丈夫な服に着替えてもらいます。煙の匂いが木になる人は、荷物を預けてもいいですね。
写真はお土産コーナーの写真です。ここでNPO霧多布湿原ナショナルトラストさんオリジナルの商品を購入することもできます。
この写真は11月下旬の16時半ごろ。もうだいぶ暗くなって来ました。
焚き火の開催場所は、湿原センター横の空き地。ピザが焼ける窯も置いてあるここのスペース、湿原センターさんでは町内外の観光客や子供さんにツアーや自然教育などの活動をされていますが、その際にも使用するのだとか。
移動中、とても綺麗な月が見えました。暗くなっているのではっきりとはわかりませんが、霧多布湿原、MGロード、ケンボッキ島を眺めながら夜空を楽しむことができます。
早速火起こし開始です。先に湿原センターの職員さんが準備をして待っててくれますが、火起こしはやはり大変。なかなか大きな炎にならず、10分ほど苦戦。この時の気温は一桁。とても寒いので早く温まりたい・・・・!(笑)
そしてようやく火がつきました。ミニチェアーも用意されており、この椅子に座りながら団欒を楽しみます。湿原センターの職員さんから、この浜中町特有の自然環境や、湿原センターでの取り組みなど、様々なお話をお伺いすることもできます。
そして焚き火といえばこちら!
マシュマロ焼きです。
あらかじめ軽食用に、とセンターの職員さんがマシュマロとチョコレート、クッキーといったお菓子や温かいお茶などを用意してくださいます。
ただ、火が強い焚き火だとマシュマロが簡単に焦げてしまう・・・!(笑)ということで、この時参加者はみんな挙って「美味しい焼きマシュマロ」を焼くべく、適度な距離感を各々探しながら競っていました。
美味しいマシュマロが焼けたら、チョコレートと一緒にクッキーに挟んでいただきます。
この時に使用される木は「ダケカンバ」という植物の枝で、ダケカンバは本州でいう標高が高い地域に生息している植物です。浜中町は標高が低い地域ですが、緯度が高いため、低温ということでダケカンバが生息できる環境であります。
なので、本州から来た人は、標高の高い地域にいかなければ見ることのできない植物を、間近に見ることができるのです・・・!この枝を使って、マシュマロを焼かせていただきました。
この焚き火体験、湿原センターの職員さんに宿とセンター間の送迎をお願いさせてもらって、ホットワインを楽しむこともできます。シナモンと、砂糖を絶妙に調整させたホットワイン、霧多布湿原を眺めながら飲む一杯は格別です。
都会ではなかなかできない「焚き火」。
湿原センターさんの職員さんから浜中町の自然のお話を聞きながら、更に参加者同士も距離を縮められるこのアクティビティ。職員さんの気遣いで、浜中町の食材を使ったソーセージやチーズなど、食材を出していただけることも。
浜中町の寒さを感じながら遊べるこの「焚き火」体験、おすすめです。