今回は、カヌーガイドで人気の「あしやん」こと芦田さんのガイドの元、スノーハイクを体験してきました。場所は、榊町の方の山の中。鹿のハンターさんたちもたまにいるというこの山は、本当に”未開拓”感溢れる土地で、スノーハイク体験前からワクワクが止まりません。道はもちろん舗装されていないので、芦田さんの車に乗せてもらって途中まで移動。
こちらがスノーシュー。スノーハイク自体、本州の人だと馴染みがないのではないでしょうか。とてもサイズが大きいので、「歩きにくそう!」と思うかもしれませんが、このサイズが大きい理由、地面と接する面積を大きくして、力を分散させ、雪の中に沈まないようにしているのです。だから、雪の上を歩き始めると、意外と歩きやすい。
熊が出ない可能性は0ではないので、芦田さんの本格的なガイドの元、山をジグザグに登っていきます。歩きやすい道を選んでくれるので、初心者でも簡単に道のりにしたがって進むことができます。
山の中を進むと、「獣道」を見つけることができたり。
こんな綺麗な一直線の獣道もすごい。浜中町の町中でもよく見かける鹿をはじめとした動物たちが、普段このようなところに住んでいるのだと思うと、山の場所自体、本当に住宅のすぐそばなので、「自然と共生」していることを実感することができます。
また、モモンガの巣を見つけることができたり。
参加者にはできるだけ浜中町の自然を感じてもらいたい、という思いで日々勉強を欠かさない芦田さんの関西弁ガイドトークは、参加者を飽きさせることなく、「次は何が見つかるかな」というワクワク感や冒険心を忘れさせないように演出してくれます。また、知識も本当に豊富なので、鳥の鳴き声や色、フンの落ちている場所や動物が食べ残した食材等々、様々なヒントを元に、浜中町の自然を教えてくれるので、とても学びも多い時間です。
そして、道東ではやはり見ておきたいこの「やちぼうず」も見かけることができました。
こーんなにたくさんのやちぼうずがあるスポットもあるんですよ。(笑)
こんな鹿ツノを発見したり。
そして、自然と「遊ぶ」ことも教えてくれる芦田さん。今ある自然を人間の手で壊さずに、活かす。活かして遊ぶ。浜中町の自然を慈しむ芦田さんの心持ちが伝わってきます。
大きな木の枝に座ってみたり、ぶら下がってみたり、氷の上で滑ってみたり。(笑)
お金をかけずとも、存分に楽しめる環境がここにはあります。そして雪遊びといえば、やっぱり「そり滑り」ですよね。
傾斜50度くらいあるのでは、というくらいの斜面を滑ってみたり。芦田さんがソリを用意してくださるので、それを使ってみんなで滑れそうなところは誰が一番うまく滑れるか、なんて競争をしながら童心に返って遊びを満喫することができます。ある意味、浜中町の「絶叫アトラクション」。(笑)
頂上からは絶景を眺めることができます。
普段、浜中町の湿原や景色を楽しむとすると、霧多布岬や湿原センターや琵琶瀬展望台から眺める霧多布湿原が有名なスポットですが、ここから眺める浜中町の風景もまた絶景。登った人しか見ることのできない、隠れた絶景スポットなのです。ここに来るまで、スノーハイクが始まってからだいたい1時間。
そもそも、浜中町の山自体、50〜60メートルほどの標高なので、高い方ではありません。なので、3時間の間にでも、頑張れば3つ、遊ぶ時間が長ければ2つ、山を越えることができます。
そして、芦田さんの気遣いで暖かい飲み物とお菓子を山頂でご用意してくださいます。
クッキーは、ファームデザインズのクッキー。ファームデザインズは国道44号線沿いにある6次産業化した浜中町の酪農家さんが経営されている農家レストランです。ここのチーズケーキがとても評判なのですが、レジ横に売っているクッキーもとても美味しい。塩気の効いたこのファームデザインズのクッキーとこの日は温かいココアをいただいて、休憩しました。
遊び心と冒険心を忘れない芦田さん。
芦田さん自身が楽しんでいる様子を見ると、参加者としてもとても幸せな気分にさせてもらえます。(笑)
参加者一人一人に細かい配慮も忘れないガイドは、浜中町の自然を冬ならではのまた新しい視点で感じられること間違いなしです!
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